薬剤の安全性について

シロアリ駆除に使用する薬剤の実態

シロアリ駆除剤は絶対に安全!と言えない理由

時に「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」「環境ホルモン」などといった言葉が新聞紙上をにぎわしていることがあります。シロアリ駆除も薬剤を使いますので、不安に思われる方も大変多くいらっしゃいます。

「シロアリ駆除剤は安全ですか?」

という質問の答えは“イエス”でもあり“ノー”でもあります。用法・用量を守って使用しますので、「安全です」と言うことはできます。ただ、残念ながら世の中には“絶対安全”ということはありえません。極端な例えですが、飛行機に乗ることも危険ですし、風呂に入ること、息をすることさえも危険です。シロアリ駆除剤に関してもシロアリを殺す殺虫剤ですから、毒性がゼロではありません。その安全性は、あくまでも“用法・用量”によるのです。

日本しろあり対策協会の活動と認定

国土交通省の管轄のもと、社団法人日本しろあり対策協会という団体が組織されています。協会では主に、

1. しろあり防除施工標準仕様書の制定
2. 防除薬剤の認定登録
3. しろあり防除施工士の認定登録

を行っています。簡単に言うと「誰が、何を使って、どのように施工するか」を定めているわけです。シロアリ駆除工事を頼む場合は、以上の3点を必ず確認してください。

公的にはこれ以上の制度はありません。ですから、協会の定めに沿って行うしろあり駆除工事は最低限の安全は確保されていると言えます。この理屈に反論がある方もいらっしゃるとは思いますが、現実問題として最終的にはお住まいの方の判断になります。できる限り正確な情報と事実をもとに判断してください。

もし薬剤で健康が損なわれたら

残念ながら適切な施工を行ったにもかかわらず、住人の方に健康障害が起きてしまった例も実際にあります。そのような場合には、日本では“PL法”という法律があり、消費者は少なくとも金銭的には守られます。社団法人日本しろあり対策協会ではこの法律による責任を全うできるように、損害賠償保険に加入することを会員業者に義務付けているのです。

もし、どうしても薬剤使用によるリスクを避けつつしろあり駆除を行いたい場合には、“ベイト工法”という施工方法も開発されていますので、検討してみてはいかがでしょうか。

ベイト工法とは?

薬剤を使わない方法もあるってホント?